初めて訪れた”道後ぎやまんガラス美術館”…♪
そこに、2006年末に道後温泉本館で発見された色ガラスが展示されてました。
これらの色ガラスは、建築当初の道後温泉本館を彩っていたものだそうです。
明治22年に道後湯之町の初代町長に就任したのが伊佐庭如矢(いさにわゆきや)。
彼は、老朽化した道後温泉の全建物を改築する計画を立てたそうです。
その総工費は13万5千円、当時の小学校教員の初任給が8円と言われてた時代です。
莫大な費用をかけることに反対する住民を、
「100年後までも他所が真似できないものを作ってこそ、初めて物をいう」と説得したそうです。
現在の道後温泉本館は、「神の湯本館棟」「又新殿霊の湯棟」「玄関棟」「南棟」の4棟。
1894年(明治27年)に建てられた、神の湯本館棟がこちらです。
伝統的和風建築に道後の街の発展の夢を託して、
西洋文化の象徴として当時、人々の憧れだったガラスを採用したのです。
先日、TVで道後温泉が放映されてました。
そこで、123年前に建てられた当時の姿がCGで蘇ってましたのでパチリ!
頂上に白鷺を頂いた振鷺閣、赤いぎやまんが道後の街に希望の光を灯したことでしょう。
入り口は、それぞれ一間のガラス入り格子戸になっていたそうです。
神の湯の窓格子も市松模様のガラス入り障子になっていて、当時これらに赤と青の舶来のガラスが使用されていたそうです。
当時の内部です…♪
この湯釜は現在も使われてます。
「その壮麗天下に冠たり」と、最大級の賛辞がよせられたのを見ると、
再建当時の建物がどれほど衆目を集めたものであったかをうかがい知ることが出来ますよね。
ポスターなどでお馴染みのこちらの姿は、大正13年に建てられた玄関棟になります。
道後温泉本館は2017年10月頃より、耐震・改修工事が始まります。
それまでに、もう1度は訪れることができれば良いなぁ~と思ってます。
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