住友家の初代総理人を務めた広瀬宰平氏が建設した住宅です。
母屋は明治10年建設した住宅、新屋敷と庭園は明治22年に建築、造園されました。
住友出入りの大工棟梁八木甚衛門の手になり、数寄屋風の意匠を凝らした上質な造りになってます。
この正面が大規模和風建築ならでは玄関です。
まるでお寺さんの玄関のようです^^
玄関横の土間にいますが、ここには来客を告げる太鼓まで用意されてます。
(画像の反対側に吊り下げられてます)
土間と玄関を仕切ってるガラス入りの板戸、良いでしょ…♪
このガラスがまた素敵なんですよ。
多分、明治10年の建築当時のものだと思います。
西洋から輸入された板ガラス…波打ってますね♪
建具は日本で独自の発展を遂げてきたもの。
手前から襖、障子、ガラス戸…♪
特徴は、何よりも取り外しができること^^
障子とふすまを組み合わせることで部屋の温度や明るさを調節でますよね。
機能的なうえ、この美しさ…^^♪
日本家屋って素晴らしいです。
ガラス戸から光が差し込み、その陰までが美しいです。
広瀬邸の建具で気が付くのは、障子の中ほどにガラスが入れられてること。
座ったままで見通せるようにようになってます。
ガラス入り建具が多く見られる広瀬邸ですが、
そのガラス板が少しいびつで暖かい印象のレトロ感を漂わせてるんですよね。
その雰囲気がたまらなく好きなんです^^♪
お茶室…♪
手前に水屋が設えられてます。
”望煙楼”と名付けられた母屋の2階…♪
2階からは瀬戸内海に面した市街地を一望する造りになってます。
ここまでは全て母屋、今回は新座敷のパチリはしませんでした。
旧広瀬邸は敷地内の建物がほぼ全て残り、
改造はほとんどなく明治期の大規模和風住宅の姿を今に伝えてるそうです。
***昨日upの1枚目の画像の小鳥さんについて、
コメントを頂いてる雁さんより情報を頂きました。
白いまゆ、つぶらな瞳、体の色や形などから
小鳥さんは”うぐいす”のようです。
雁さん、ありがとうございました。 ***
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