昨日、図書館へ行った時のことです。
図書館の入口へと通じる通路を歩いていると、目の前のガラスに鮮やかな桜が・・・^^♪
「あぁ~この桜は・・・先日初めて知った平和の桜に間違いないわ」

振り返ると、図書館の中庭にまだ若い桜が1本・・・
満開の濃い紅色の桜は、”陽光桜”

この陽光桜には秘められた深い哀しみの実話があるのです。
愛媛で生まれ、2001年に92歳で亡くなられた高岡正明さん・・・

彼は戦時中、軍国教育を行っていた青年学校の教師でした。
「校庭のサクラの下で再び会おう」と約束し、教え子を戦地へ送り出した。
しかし、シベリアやインドシナ半島で次々と戦死!
自責の念に苦しみ、
「極寒の地でも、灼熱の地でもサクラがさくように・・・」と
戦死した教え子の鎮魂と世界平和への願いを託して新しい桜を自分の手で作ろうと
生涯をかけて桜の新品種開発を誓ったそうです。

植物遺伝学上、桜を人工授粉で新たな品種を作るのは「不可能」と言われてたそうです。

しかし、彼は不屈の精神で試行錯誤を繰り返し30年後ついに
新品種登録第1号となる「陽光」を生み出したのです。
陽光が品種登録されたのが1981年・・・
以降、高岡さんは「平和のシンボル」として各地に陽光を贈り続け、
現在も家族やNPO法人が意思を引き継ぎ、毎年約3000本の陽光が
日本はもとより、世界各地に無償で贈られているそうです^^

陽光桜にまつわるこの話しを知ったのは、ほんの何週間か前なんです。
愛媛で生まれた「平和の桜」・・・♪
今日の出先でも、こんなに誇らしく咲いてます。

”天地に恵みを与える太陽”という意味を持つ”陽光”・・・

多くある桜の品種の中でも、特別大きく濃い紅色の花をつける桜・・・♪
これからも各地で平和のシンボルとなり、多くの方々を和ませてくれることでしょう^^

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