昨日は、母屋1階の玄関、本座敷、居間をupしました。
“旧広瀬邸”の母屋は明治10年に建築され、明治20年に現在地に移築。
明治22年に、別子開坑200年祭(明治23年)の接待館として”新座敷”が竣工されました。
今日は、母屋2階とこの渡り廊下を渡って”新屋敷”を紹介します^^

この階段は、座敷、居間の両方から上がれることや、手摺のデザインから
客を2階の望煙楼に通すことを目的とした改造を移築時にしたようです。

望煙楼・・・宰平が漢詩から名付けた部屋。

宰平は、ここから瀬戸内に面した住友の工場や蒸気船を眺めながら、
新居浜の発展を見守っていたと言われてます^^

お天気の良い日には、瀬戸内海や市街地が一望できますよ。
また、2階から見える屋根瓦も素敵なんですよ・・・♪
画像では分かり難いですが、この古いガラスも味があり大好きなんです。

この時代にしては珍しい洋式便器・・・

移築時に設置されたそうです。
では、あの渡り廊下を渡り、”新座敷”へ向かいます。
まず、茶室・・・

15j畳敷の“新座敷”、隣は10畳の”次の間”・・・

この日は、イベントが行われていて、ここでお茶が頂けました。
美しい庭園を見ながら休憩をしたかったのですが・・・
この後予定が入っていたので残念!

来賓用の浴室・・・

天井に湯気抜きの隙間を設けたり、
湯船にボイラーを設置(屋外)するなどの工夫を凝らしてます。
”旧広瀬邸”は、伝統的な日本建築様式の中に、輸入された暖炉や洋式便器、板硝子などが、
取り入れられ見事に調和しているところは、枠にとらわれない審美眼の結晶ですね^^♪
ボチッとして頂けると嬉しいです。

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